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ささげもの

宗教学的に見て、おそらく、人間は、自ら神とあがめる存在に対して、自分たちが主食とする食材をささげてきたのではないかと思われます。
たとえば、天皇家では、今でも、新嘗祭、神嘗祭には、五穀がささげられています。
ところで、世界中で一番読まれているといわれる『聖書』では、どうでしょうか。
まず、旧約聖書の創世記4章では、カインとアベルの兄弟がそれぞれ、兄のカインが土の実りを、弟のアベルが羊の初子をささげますが、神が受け入れたのは弟のアベルのささげものでした。
次に、ノアが洪水が終わった後に築いた祭壇でささげたものは、清い家畜と清い鳥でした(創世記8章20節)。
さらに、イスラエルの父と呼ばれるアブラハムが息子のイサクのかわりにささげたものは、一匹の雄羊でした(創世記22章)。
このように『聖書』の古代史を見ると、人々が神にささげたものは、家畜などの動物であり、これは、間接的ですが、人間が動物を、すなわち、タンパク質と脂質を主食としていた証拠といえることができるのではないかと思います。
『聖書』には、「人間の一生は百二十年となった」(創世記6章3節)とあります。人間が、食事も含めて、本来、神が与えられた生き方をすれば、モーセのように、健康で120年の人生を全うできるということです。
ちなみに、キリストも「わたしの肉を食べ、わたしの血を飲む者は、永遠の命を得、わたしはその人を終わりの日に、復活させる。わたしの肉はまことの食べ物、わたしの血はまことの飲み物だからである」(ヨハネ6章54・55節)と言われました。
古代では、卵はなかったかもしれませんが、家畜の肉や乳製品からできる、バターは人間の主食。現代で言えば、MEC食こそ、『聖書』の世界と共通する本来の食事と言えるのです。

# by omasico | 2014-08-09 21:16 | 歴史と宗教  

孤軍奮闘中

えらい、久しぶりの投稿になります。
昨年の6月以来、低糖質=低炭水化物食を始めて、13キロ減量、ウェストも同様に減り、血液検査の結果も良好で、体重が軽くなって、歩くのが楽しくなりました。
さらに、この7月からは、MEC食を導入。毎日、肉、卵、チーズを主食として、30回以上よく噛んで食べるというものです。おいおい、MEC食については、詳しく紹介してゆきたいと思います。
で、MEC食はおろか、低糖質=低炭水化物食すら、情報が少ない、長野県で、これを実践するのは、なかなか、大変で、孤軍奮闘状態が当分続きそうですが、奮闘努力してゆきたいと思います。

# by omasico | 2014-08-08 06:43 | 全ブログ共通  

ザビエル祭

明日、11月23日は、
日本カトリック神学院東京キャンパスの「ザビエル祭」です。

今年のテーマは『来なさい そうすればわかる』
そうです、行かなければわかりませんよ。

時間の都合の着くかたは、ぜひとも、お出かけください。

毎年、恒例ですが、お勧めは、
① 副院長お手製の、ポップコーン(今年が最後かも?)
② 院内めぐりツアー
です。

院内めぐりツアーでは、もしかしたら、もしかしたらですよ、
わたくしがいつも泊まっている部屋をのぞくことが、できるかも。

アクセス方法は、
西武新宿線、武蔵関下車(準急と各駅停車のみ停車)。
北口に出て、右方向(上石神井方向)へ、道を進んでください。
「神学院西」の信号の二つ先の交差点を左に行くと、20メートルほど先の左側が入り口です。
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# by omasico | 2010-11-22 09:06 | 祈り・聖歌  

主日~休日

 当別へ来て7日目の主日には、一日だけ、お休みを頂きました。とはいっても、起床や、日課はいつもどおり。ミサの司式は副院長様のP神父様で、ご要望で、オルガンを担当しました。三時課の後、荷物を持って、坂を下ります。最初の目的地は、当別教会。9時からのミサに間に合うように、教会に到着しました。
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 素性がばれないようにしていたのですが、目ざとく、一人の信徒の方に声をかけられ、主任司祭のB神父様の要望もあり、オルガンを弾くことになりました。B神父様も、のってこられ、祈願なども旋律をつけて歌われました。当別教会の方々は、さすがに、シトー会司牧の教会だけあって、歌唱ミサも手馴れたものです。とは言え、もっと練習をつめば、さらに祈りが深まると思いました。ミサの後は、信徒会館でお茶とお菓子をご馳走になり、神父さんや数名の信徒の方と歓談しました。

 11時過ぎ、大院長様の車で、函館へと向かいました。まずは、お昼。市街地に入る前に、回転寿司のお店でお昼とします。回転寿司とは言え、さすが、港町だけあって、ねたも新鮮なものが多く、廉価の回転寿司とは、一味も二味も違いました。
 
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 お昼の後は、湯の川の「天使園」こと、「天使の聖母修道院(トラピスチヌ)」へ向かいますが、時間があるので、通り道にある、宮前町教会に立ち寄りました。聖堂では、数名の信徒の方がおられましたが、予定表を見ると、主任司祭は、江差教会で15:00からミサを司式するためか、お留守でした。聖堂を拝見した後は、湯の川へ。最初は、売店に立ち寄りましたが、大院長様は顔なじみだけあって、話も、和やかです。ひととおり、売店を拝見した後、家族に、チョコレートをお土産に買いました。ちょうど、ホワイトデーと言うこともあったので。
 
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 売店を出ると、まもなく、九時課の始まる時間。大院長様につれられて、修道院に伺うと、すでに、用意が整えてあり、入り口横の一室に案内していただきました。程なく、こちらの院長様がお越しになり、あいさつもほどほどに、聖堂へと向かいました。こちらの祈りは、ゆっくりとした、落ち着いた雰囲気があります。男子の修道院と違って、だれでも入れるのではないので、貴重な体験をさせていただきました。

 そそくさと、湯の川を後にし、今度は、「旭ケ丘の家」という、老人福祉施設へと向かいました。ここは、パリ外国宣教会のフィリップ・グロード神父さんが始められた施設ですが、神父さんは、このところ体調がよろしくないようで、お目にかかることはできませんでした。
 旭ヶ丘の家を出て、函館の中心街へ向かう途中の、イタリアンレストランで、一息入れました。
ケーキ三つとドリンクバーのセットを二人でいただき、しばし、歓談、レストランからは、函館山が望まれました。
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函館の赤レンガ倉庫群へ行きました。ここで、大院長様が、「娘さんたちに、お土産を買われたらよいですよ。」と言うことで、いろいろな、店を物色。その間、大院長様は、製品をくまなくチェックしておられました。わたくしは、革製品のお店で、牛革の数字の書かれたキーホルダーを買いました。
 お土産を買って、一路、当別へ。帰り着くや否や、係の方から、「夕食ですよ」と言われました。
 

# by omasico | 2010-03-31 18:07 | 祈り・聖歌  

散歩

 毎日、天候が悪く、雪の日が多かったのですが、少しだけ、小止みになり、雪というより、小雨程度の一日がありましがので、渡島当別の駅まで散策をしました。客舎の入り口においてある、かさをお借りして、いざ出発。とは言え、どこをどう通っていけばわかりません。とりあえず、入り口にあった、地図を思い出し、歩き始めました。
 客舎の近くから、下のほうに降りる道がありますが、雪で閉ざされていて通れません。J神学生が、「裏を通って帰ります。」と言っていたのを思い出し、修道院の塀伝いに、ぐるりと回り、信徒のお墓の入り口、工場の出入り口を過ぎ、明治31年に建てられた牛舎を横目に見ながら、受付にたどり着きます。どなたかいるのかな?と除きますが、ストーブはついているものの、人の気配はなし。ここからは、海を眺めることができ、坂を一気に下り、直営売店にたどり着きました。
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 売店のすぐ下には、札幌教区当別小教区があります。ここは、世界でも唯一つ、厳律シトー会が司牧を担当する小教区です。もともとは、札幌教区の司祭がいたのですが、故あって、引き上げなければならず、それ以来、灯台の聖母大修道院から、B神父さんがミサを司式しに来ていらっしゃいます。

 売店で、売っているものをいろいろ拝見しましたが、ここでしか手に入らないのが、「バター飴」の「サンSUN」というもの。しっかりと煮詰めてあり、色も、キャラメルに近い色で、味も濃厚です。
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 売店の横から、人だけが通れる道があるので、そこを下ります。下りきると、人家があり、間を抜けてゆくと「男爵いも」で有名な川田男爵が解説した「男爵資料館」がありました。川田男爵は、92歳で、当別教会において、当時の大修道院長から洗礼を受けておられます。

 男爵資料館の近くから、江差線をくぐる地下道を通り、渡島当別の駅前に出ます。渡島当別の駅舎は、郵便局になっており、駅に郵便局が間借りしていると言うより、郵便局の通路を通って、列車に乗ると言う感じです。
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 駅舎というか、局舎は、灯台の聖母大修道院をイメージしたもので、ちょっと、見間違いそうです。郵便局で、切手を買い、さて駅は?とみてみると、出札窓口はおろか、券売機はもちろん、改札もなく、ただ、ホームへの通路に引き戸があるだけでした。委託業務で、入場券くらいは発行しているかと思ったのですが、徹底した合理化です。

 駅前にある、唯一のお店の自動販売機で、コーラとサイダーを買い、バッグにあった、風呂敷に包んで、いざ、修道院へ戻ります。帰りは、道を変えて、国道沿いを歩いた後、踏切を渡って、坂を昇ります。国道のすぐそばが海で、向こうには、函館山も見ることができました。
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 帰り道は、修道院の正面に登る道で、途中には、もともと修道院の敷地だったところに、北斗市立石別中学校があります。その先が、有名な並木道ですが、左右の牧草地も一面の雪。並木も葉が落ちており、写真でみるものとは、まったくイメージが違いました。並木道を昇りきると、当別教会、売店に戻ります。出かけるときは、だれもいなかった売店も、駐車場には、数台の車が停まっていて、買い物をする人、見学をする人の姿も見られました。

 そこからは、来た道を戻り、客舎についたのは、11時近く。寒いので厚着をしていったのですが、帰ったときは汗びっしょりとなり、シャワーを浴びていると「お食事ですよ」という、係の女声の声が聞こえてきました。1時間半ほどの、散歩でしたが、晴れていればもっと、いろいろ発見があったように思います。

# by omasico | 2010-03-30 17:46 | 祈り・聖歌