サンタ・ルチア

 今の、学校の音楽では、分かりませんが、わたくしの、確か、中学のとき「サンタ・ルチア」という歌が教科書に載っており、最後の繰り返しの「サンター・ルーチーアー、サンター・ルチーアー」というフレーズだけ、今でもよく覚えています。で、今日の話題は、この「サンタ・ルチア」についてですが、歌のことではありません。 実は、今日12月13日は、この「サンタ・ルチア」ことルチアおとめ殉教者の記念日なのです。
 「サンタ・ルチア」、「サンタ」は、「サンタクロース」=ニコラオスと同じく、聖人の「」を表しています。ですから、「サンタ・ルチア」は日本語で、聖ルチアとなります。ルチアはラテン語で、”-a ”は女性名詞の語尾、すなわち、女性の名前です。日本では、あまり知られていませんが、この聖ルチア、シチリアやイタリアではとても有名な聖人です。彼女は、もともと、シチリア島の貴族の生まれと言われ、全財産を貧しい人に施し、汚れないおとめとして、暮らしていましたが、ローマ皇帝ディオクレティアヌスの時代、おそらく 304年に、生まれ故郷のシチリア島のシラクサで殉教したと伝えられています。古代教会では、殉教者は大切にされ、とりわけ、おとめは格別で、彼女の殉教した12月13日は、彼女の天の国での誕生日として、全教会に広まりました。また、この日=12月13日が旧暦(ユリウス暦)で、冬至だったことや、彼女の名前がおとめの輝かしい生き方があいまって、聖ルチアは、天の光をもたらす聖女とされるようになりました。  
 聖ルチアの祝日である今日、12月13日は、世の光キリストの降誕を先取る、「ルミナリエ」として祝われるのです。
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by omasico | 2006-12-13 16:36 | 祈り・聖歌  

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