山の中の鮮やかさ

 東信濃も、いよいよ、の季節となりました。今、町のは、ちょうど満開です。これから、だんだんと山の高い所、寒い所へと花の咲く場所が移ってゆきます。例年は、暖かさで本当に
三日見ぬまの桜かな
なのですが、いったん咲くと、やや寒くなるので、例年になく花もちがよく、五六日どころか、一週間くらい楽しめるところもあります。この記事を書いている間にも、みぞれ混じりの雪が降っていました。

 とともに、山の中で咲くのが、こぶしです。ソメイヨシノなどと同じように、葉の出る前から、木にこぶし大のクリーム色の花が咲きます。山の中に、ひっそりと咲くこぶしは、のような、あでやかさはありませんが、まだ色づいていない山の中に、明るさをもたらしてくれています。山道を走りながら、近くで見るこぶしもきれいですが、国道など、山肌に咲いているこぶしを遠くから眺めるのも、また、美しいものです。

 もう一つ、なかなか、お目にかかれないのですが、この時期だけ、新緑の美しさを見せてくれるのが、カラマツです。新芽が出てくるときのこのときには、丸い目の真ん中に、鮮やかなエメラルドグリーンの新芽が顔を出します。普段、遠くから見ているカラマツとは、また異なった美しさです。ちょうど、黄葉に見られる落葉の時の美しさ、鮮やかさと対照的です。これは、遠くからでは見ることはできませんが、山の中でカラマツの枝を、そっとのぞくことができれば、きっと、このカラマツの鮮やかの芽吹きを見ることができるでしょう。

 この連休、新緑を求めて山へとお出かけのかたは、ぜひ、こぶしカラマツを山の中に探しに出かけてください。
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by omasico | 2006-04-25 12:50 | 四季折々  

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