終わりの始まり

 いよいよ、主の降誕の祭日も終わりです。日本では、今日を境に、クリスマスの飾りつけは一掃され、アットいう間にお正月モードに様変わりします。が、本当のクリスマス・シーズンはこれからで、クリスマスの飾りつけは、主の公現の祭日まで飾られます。また、クリスマスシーズンである主の洗礼の祭日(今年は1月9日)まで続きます。

 ところで、クリスマス聖歌・讃美歌というと、いわゆる「クリスマス・キャロル」が定番で、ミサや礼拝では、ほとんど、欧米原産の聖歌・讃美歌が歌われますが、わが教会では、一風変わった、聖歌を歌っています。
【入祭の歌】305「やみに住む民は光を見た」
 この歌は「降誕節の入祭の歌」とされています。ここで歌われる歌詞は
① 主のj降誕夜半のミサの、聖書朗読から
② 答唱詩編で歌わる詩編96の、答唱詩編では歌われない節から
とられています。主の降誕の祭日主の公現の祭日はこれを入祭に歌います。
【奉納の歌】
 主の降誕の祭日の奉納の歌は、神の民に祝福を祈る詩編67が用いられる55「神の み旨を行うことは」(夜半のミサ)131「主をたたえよう」(日中のミサ)です。これは、神の母聖マリアの祭日の答唱詩編としても歌われるもので、降誕節にふさわしい詩編です。
【会食の歌】
 会食(拝領)の歌は、最初に、「栄光の回復」の預言であるイザヤ37を歌う165「喜びに心をはずませ」のあと
夜半のミサ=カ111しずけき(聖しこの夜)
日中のミサ=カ531 "Adeste fideles"
としました。普段、この二曲は、派遣(閉祭)の歌にしているのですが、今年は、25日が主日(日曜日)なので、ここに入れました。
【派遣(閉祭)の歌】
 夜半のミサはラテン語でも"Alma redemptoris Mater"として有名な372救い主を育てた母夜半のミサは、徹夜にあたりますが、この歌は、伝統的に待降節から2月2日の主の奉献の祝日まで歌われるので、夜半のミサの派遣(閉祭)の歌としました。
 日中のミサの派遣(閉祭)の歌は367賛美の賛歌(テ・デウム)としました。というのも、年内の主日(日曜日)はこの日が最後なので、一年間の感謝を込めて歌うことにしました。わが、横浜教区の司教座聖堂で12月26日に行われる"Te Deum"(感謝)のミサでも、ラテン語の"Te Deum"が歌われます。ちなみに、367賛美の賛歌(テ・デウム)は、主日祝祭日の読書で歌われる、一週間の最初の大きな賛歌なのです。

 主の降誕の祭日は、待降節の終わりであると同時に降誕節の始まりですし、ここで祝うキリストの降誕は旧約の完成と同時に新約の始まりでもあるのです。
 
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by omasico | 2005-12-25 16:32 | 祈り・聖歌  

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