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今回の地震で考えたこと(1)

 昨日、岩手、宮城で震度6強の地震がありました。まず、被害にあった方々にお見舞いを申し上げます。
 さて、今回、地震で、東北新幹線が運転を見合わせましたが、3本の列車が駅と駅の間でたい往生しました。最初の列車でも、乗客の避難が開始されるまで、2時間以上の時間が費やされました。今回は、送電もストップしなかったので、車内もそれほど不快ではなかったと思いますが、これが、もし、夏の暑い時期、あるいは反対に、冬の寒い時期だったら、車内に長時間取り残されることは、かなりのストレスになるはずです。
 今回だけではなく、地震が起これば(と言うよりも、いろいろな災害で)、列車が駅と駅の間で対往生することは、実は、わかりきったことなのですが、今回のことも含め、乗客が長時間(2時間以上)車内に閉じ込められることが多々あります。つまり、残念ながら、このような状況に対する対処の訓練が十分ではないと言わざるを得ないと思います。
 ときどき、地震で脱線した列車の復旧作業の訓練をした、というようなニュースがありますが、それ以上に訓練をしておかなければならないことは、駅と駅の間に立ち往生してしまった列車から、如何にはやく、乗客を安全な場所に避難させるかではないかと思います。現在、新幹線では、一列車に運転手一人と車掌が一人ないし、二人しか乗務していません。すなわち、このような、わずか、二・三人の乗務員が、数百人以上の乗客を無事に避難させるかの訓練ができていないのではないかと思われるのです。
 先にも書いたように、もし、夏場や冬場で、送電がストップしたならば、乗客が車内に何時間も閉じ込められれば、ストレスで、ある意味で、パニックになるのは、目に見えています。外が、台風などの強風雨でもない限り、いち早く安全な場所に、乗客を避難させる訓練をこそ、鉄道関係者には行ってほしいと思います。
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by omasico | 2008-06-15 18:42 | 危機管理