復活祭と暦

主の復活のお慶びを申し上げます
 今年も、キリスト教の最も盛大で、最も大切なお祝いである主の過越祭=復活祭が訪れ、これから、5月27日の聖霊降臨の祭日まで、50日間その喜びの期間、復活節が続きます。
 日本では、キリスト教のお祭りというと、降誕祭(クリスマス)が、一番知られていますが、実は、主の過越祭=復活祭は、クリスマスよりも重要なもので、主の過越祭=復活祭がなければ、クリスマスもありえないのです。
 
 さて、今年の主の過越祭=復活祭は4月8日でした。主の過越祭=復活祭が、クリスマスほど定着しないのは、すなわち、クリスマスが12月25日という、
固定祝日
なのに対し、主の過越祭=復活祭は、毎年、月日が異なる、移動祝日だからではないかと思います。
 では、主の過越祭=復活祭の日取りはどのように決めるかというと
春分の日の後の満月の次の日曜日
と定められています。ですから、一番早い場合には3月22日、最も遅い場合には、4月25日が主の過越祭=復活祭となります。ですから、今年はどちらかというと、かなり遅いほうになりますが、来年の2008年は、3月23日が主の過越祭=復活祭ときわめて早くなります。
 
 ところで、この、主の過越祭=復活祭ですが、すべてのキリスト教が同じ日になるわけではありません。実を言うと、東方の諸教会~ギリシャやロシアなど~は、現在でも、ユリウス暦を用いているため、1週間ほどずれることがあるのです。西方の教会~カトリック・聖公会・プロテスタント諸教派のほとんど~は、グレゴリウス暦を用いています。日本では、一般に西暦と読んでいる暦、正式にはグレゴリウス暦といいます。これは、1582年、時の教皇、グレゴリウス13世が、それまで使われていたユリウス暦では、実際の日付との誤差が出てきていたので、より、誤差を小さくする暦として、制定したものなのです。ただ、当時は、教会が、分裂して間もなかったことから、ローマ教会を国教とする国以外では採用されませんでしたが、社会習慣もあって、次第に、その他の西ヨーロッパ各国でも取り入れられるようになりました。現在では、イスラム教やユダヤ教の国では、独自の暦も使っていますが、世界で統一した暦としては、この、グレゴリウス暦が用いられています。
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by omasico | 2007-04-09 11:09 | 祈り・聖歌  

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