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パパ様のことば(2)

あるサイトに、某牛丼チェーン店の過労働の問題の記事がありました。それには、結局、働いているのが「人間であることを忘れていた」ということが、原因の一つになっていたのだということが書かれていました。
これは、常々、パパ様=教皇フランシスコが訴えていたことにほかなりません。パパ様がおっしゃるには、人間が大切にされる社会、人間の尊厳が守られることが、現代社会では軽視されていることを、危惧しておられます。
某牛丼チェーン店の問題は、この会社の問題だけではないと思います。確かに、お客さんも大切ですし、会社の経営も大切でしょう。しかし、そこで働いている、従業員はどうなのでしょうか。
コンビニの標語などでも、お客さんや商品を大切にすることは、うるさいほど書かれています。しかし、本部や本部の社員から、従業員が大切ですから、とか、従業員へのねぎらいの姿勢は、ほとんど感じられません。
お客さん、会社、従業員、これが、店舗にとっての三位一体ではないかと思います。いくら、お客さんに人気があっても、会社の経営が安定していても、三本柱の一つ、現場の従業員がいなければ、お店は、成り立ちません。
某牛丼チェーン店の事件は、会社の常識は社会の非常識であったのですが、これは、日本の常識は世界の非常識にもつながりますし、現代人の常識は神の国の非常識である部分があることをわきまえておく、これが、パパ様の忠告の原点にあると思います。

by omasico | 2014-08-19 09:29 | 全ブログ共通  

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