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散歩

 毎日、天候が悪く、雪の日が多かったのですが、少しだけ、小止みになり、雪というより、小雨程度の一日がありましがので、渡島当別の駅まで散策をしました。客舎の入り口においてある、かさをお借りして、いざ出発。とは言え、どこをどう通っていけばわかりません。とりあえず、入り口にあった、地図を思い出し、歩き始めました。
 客舎の近くから、下のほうに降りる道がありますが、雪で閉ざされていて通れません。J神学生が、「裏を通って帰ります。」と言っていたのを思い出し、修道院の塀伝いに、ぐるりと回り、信徒のお墓の入り口、工場の出入り口を過ぎ、明治31年に建てられた牛舎を横目に見ながら、受付にたどり着きます。どなたかいるのかな?と除きますが、ストーブはついているものの、人の気配はなし。ここからは、海を眺めることができ、坂を一気に下り、直営売店にたどり着きました。
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 売店のすぐ下には、札幌教区当別小教区があります。ここは、世界でも唯一つ、厳律シトー会が司牧を担当する小教区です。もともとは、札幌教区の司祭がいたのですが、故あって、引き上げなければならず、それ以来、灯台の聖母大修道院から、B神父さんがミサを司式しに来ていらっしゃいます。

 売店で、売っているものをいろいろ拝見しましたが、ここでしか手に入らないのが、「バター飴」の「サンSUN」というもの。しっかりと煮詰めてあり、色も、キャラメルに近い色で、味も濃厚です。
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 売店の横から、人だけが通れる道があるので、そこを下ります。下りきると、人家があり、間を抜けてゆくと「男爵いも」で有名な川田男爵が解説した「男爵資料館」がありました。川田男爵は、92歳で、当別教会において、当時の大修道院長から洗礼を受けておられます。

 男爵資料館の近くから、江差線をくぐる地下道を通り、渡島当別の駅前に出ます。渡島当別の駅舎は、郵便局になっており、駅に郵便局が間借りしていると言うより、郵便局の通路を通って、列車に乗ると言う感じです。
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 駅舎というか、局舎は、灯台の聖母大修道院をイメージしたもので、ちょっと、見間違いそうです。郵便局で、切手を買い、さて駅は?とみてみると、出札窓口はおろか、券売機はもちろん、改札もなく、ただ、ホームへの通路に引き戸があるだけでした。委託業務で、入場券くらいは発行しているかと思ったのですが、徹底した合理化です。

 駅前にある、唯一のお店の自動販売機で、コーラとサイダーを買い、バッグにあった、風呂敷に包んで、いざ、修道院へ戻ります。帰りは、道を変えて、国道沿いを歩いた後、踏切を渡って、坂を昇ります。国道のすぐそばが海で、向こうには、函館山も見ることができました。
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 帰り道は、修道院の正面に登る道で、途中には、もともと修道院の敷地だったところに、北斗市立石別中学校があります。その先が、有名な並木道ですが、左右の牧草地も一面の雪。並木も葉が落ちており、写真でみるものとは、まったくイメージが違いました。並木道を昇りきると、当別教会、売店に戻ります。出かけるときは、だれもいなかった売店も、駐車場には、数台の車が停まっていて、買い物をする人、見学をする人の姿も見られました。

 そこからは、来た道を戻り、客舎についたのは、11時近く。寒いので厚着をしていったのですが、帰ったときは汗びっしょりとなり、シャワーを浴びていると「お食事ですよ」という、係の女声の声が聞こえてきました。1時間半ほどの、散歩でしたが、晴れていればもっと、いろいろ発見があったように思います。

by omasico | 2010-03-30 17:46 | 祈り・聖歌  

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